その4では、履き物のお話です。
下駄
浴衣の履物といえば下駄です。
下駄とは、簡単に申しますと木で作られた履き物のことです。
一口に下駄と申しましても、形によってさまざまな種類がございます。
皆様がご存知の下駄はどのような形をしているでしょうか。
上から見た形と横から見た形で分けてみましょう。
上からみた形
これらはいわゆる「台」の部分ですね。
長方形
角が丸みを帯びた長方形
小判型
丸みを帯びた小判型
草履の形をした舟形
などがあります。
次に横から見た形
台のしたの部分ですね。
真ん中があいて2つの歯(木)がついているもの
真ん中に歯1本のもの
台と歯がくっついていて、前側から中心までが斜めになっているもの
台と歯がくっついていて、前側から中心までが斜めになっていて、真ん中がないもの
台と歯がくっついていて、前側がちょっと上がっている(斜め)になっているもの
台と歯がくっついていて、前側がちょっと上がっている(斜め)になっていて、真ん中がないもの
などがあります。
台の形と下の部分を組み合わせるとさまざまな種類がある、ということがおわかりになるのではないでしょうか。
さらに何の木を使用しているか、加工しているか(漆塗りや鎌倉彫など)でも違います。
そして鼻緒。
これは足を通してひっかける部分ですね。
この鼻緒の生地にも種類があります。
金糸などをつかっているものは礼装用なので、カジュアルなものを選びましょう。
摩擦が強いものや固いものは、やはり擦れやすいので気を付けましょう。
浴衣のときに選びたい下駄はどんな草履でしょう?
鼻緒ずれしない
歩きやすい
この2点が重要です。
鼻緒ずれしないかどうかは肌の弱さや歩きかたにもよるので、絶対鼻緒ずれしたくない!というかたは足袋か靴下をはく方法以外に、絶対的な方法は私は知りません。
選び方としては、
お店の人が鼻緒をすげてくれるお店を選ぶ
鼻緒の素材がやわらかめ
鼻緒が広め
などがあげられます。
鼻緒がきついと肌との摩擦が強いので擦れやすいです。
もし余裕があれば事前に履いて歩いてみて、ならしておく、痛いところがないか確認しておくとよろしいでしょう。
一応世の中には鼻緒ずれ防止グッツが売っているので、そちらを試してみるのもよろしいかと存じます。
それと同時に鼻緒擦れしてしまったときのために、バンドエイドも用意しておきましょう。
靴擦れはいやだけど足袋は履きたくないというかたはレース足袋はいかがでしょうか。
足袋よりはカジュアル感がでますし、夏らしさが演出できます。
レース地でも擦れてしまう方は、やはり、足袋をおすすめ致します。
歩きやすい下駄
慣れないとコケル、捻挫するといわれるのが2枚下駄です。
これは2本の歯(木)が台についているものです。
歩きなれていないと危ないですし、普段使わない筋肉も使います。
わたしは2枚下駄が好きですが、久しぶりに履くと歩みが遅くなります。
そして筋肉痛になります・・・。
お勧めは草履型で、かかとからつま先の角度があまりないものです。
ヒールになれているかたは角度が高くても気にならないかもしれませんが、角度が高いと鼻緒側に重心がよるので鼻緒擦れも引き起こしやすくなります。
裏にゴムが貼ってあるものの方がよろしいです。
裏が木の場合は、アスファルトの小石を踏むたびに、木が割れる?ようなメキメキした音がします。
最後に
着物風にきて、草履を履いたり、男性なら雪踏でもよろしいと思います。
最近はビーチサンダルのような形のものもでてきているので、浴衣と帯に合わせ、好きなデザインで履きやすいものを選択するのが一番です。