莨盆と煙管

お客様のお稽古なので
莨盆(たばこぼん)と煙管(きせる)が欲しいなぁと常々思っておりました。

昔は煙草が御馳走でした。
抹茶も煙草も嗜好品ですね。

タバコを吸うために
煙管(キセル):煙草を吸うための道具
刻み煙草:煙草を刻んだもの
煙草入:煙草を入れるもの
火入:煙草に火をつけるもの
灰吹:タバコの吸い殻入れ
が必要です。

これらを入れるものが莨盆になります。
煙草盆とも書きます。

流派によって煙草盆や煙管にもさまざまなお好みがありますが、
私は表千家なので、できるだけ表千家のお好みで揃えたいと思いました。

莨盆のお値段

お道具屋さんでみていると、
お稽古用として一般的に販売されているのは櫛型の莨盆のようです。
火入れには三つ足香炉釉を使います。
足のない火入れもたくさんございますが、
三つ足の場合はどの足を正面にするかを決め、灰をつくるのでお勉強になります。
煙草入は柄がいろいろございますがやはり流派によって違いがあります。

さて、櫛形の煙草入れを探すと、セットでお手頃なものもございます。
煙管は別売りでした。
表千家用の煙管のお値段を確認し、
あわせて購入しようとおもうと某ブランドのワンピース1枚分のお値段です。

これに火入れ用の灰と火入れ用の炭が必要になります。

これはあくまでお稽古向けのお手頃価格のものですから
他の形の莨盆であったり、作家ものとなれば
お値段は変わって参ります。

莨盆の役目

そもそもなぜ莨盆が欲しいのか、
それは、
このお教室がお客様のお稽古だからです。

薄茶を点てる前に莨盆を出します。
次にお菓子を出します。
この時に場所によっては莨盆をずらすという動作が入ります。

また、大寄せのお茶会では、莨盆が置いてある位置が
正客(しょうきゃく)の位置になります。

お客になったらその2点は知っておきたいところだとおもうのです。

※正客とは主賓、簡単にいうと偉い人です。
お茶時では招かれた人が正客。その他の人は招かれた人・正客のお連れの人になります。
大寄せのお茶会では、特に決まっていないので御坊様や男性がいると正客になりやすいです。

手に入れたのは

いろいろと探して手に入れたのは
糸巻透爪紅(檜黒塗糸巻透)の莨盆です。
煙管は両端の金属製の雁首(がんくび)に筋が入ったものです。
しかし煙管がちょっと短めです。

竹の灰吹きに染付の火入れ。
煙草入は表千家の切箔の柄です。

煙管を磨いたり、莨盆の下に奉書紙を敷き、火入れの灰を整えたり。
お客様の前に出す形にするための準備が必要となります。

お稽古のため、煙草入れにきざみ煙草はいれません。

ただ置いてあるだけのものですが、
何も知らないのと、知識として知っているのでは大きな違いがあると思います。

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